はじめに

広島修道大学は、地域社会の強い要請のもとに誕生した大学です。
1952年に書かれた「修道大学設立期成同盟趣意書」には大学の設置によって「郷土社会の進展を助ける」という期待が記されています。この設置の趣旨に基づき、本学は、「道を修める」という建学の精神と、『地球的視野を持って、地域社会の発展に貢献できる人材の養成』を理念に掲げ、地域社会の発展に有為な人材を育成し、6万人を超える卒業生を輩出してきました。
2013年度より、文科省の地(知)の拠点整備事業として本学が展開する「イノベーション・ブリッジによるひろしま未来協創プロジェクト(ひろみらプロジェクト)」は、この設置理念を具現化するものです。全国の私立大学から文科省へは180校の申請があり、採択はわずか15校でした。今回本学が選ばれたことは、広島の持続的な発展に向けての、本学に対する期待の大きさだと受け止めています。
このプロジェクトでは「現地で資源を発掘し磨いて、新しい価値を創出して広く発信」することを「イノベーション」、「つながり」を「ブリッジ」と捉えています。イノベーション・ブリッジにより、広島が持続可能な魅力あるローカルであり続けるように、私たちはプロジェクトを推進していきます。
このプロジェクトの推進は「ひろみらセンター(ひろしま未来協創センター)」を中心に「教育」「研究」「社会貢献」の3領域で、これまで以上に地域との連携・協働を進めます。そして、これら3領域を好循環させながら“地域イノベーション人材”を輩出し、地域の活性化につながる持続的な仕組みを創っていきます。

ひろしま未来協創プロジェクト(ひろみらプロジェクト)全体像

ひろしま未来協創プロジェクトは「教育」「研究」「社会貢献」の3つの領域で、学生の育成、教員の専門性、地域課題の解決をつないでいき、地域の活性化を継続的に行う仕組みづくりをめざします。

ひろみらプロジェクトの3つの領域とは

ひろみらプロジェクトには3つの領域があります。
1つめは、教育領域です。地域志向の教育面を充実させ、本学教学センターと連携しながら、「地域イノベーションコース」を開講しています。地域イノベーションコースは全学部横断型のコースで、学内での講義と広島の各地や海外の地域イノベーション先進地域での実践的学びを組み合わせながら、持続可能な魅力ある地域づくりに資する力や地域の資源を活用してイノベーションを起こす力を修得することができます。
2つめは、研究領域です。これまでの研究支援に加えて、地域志向の教育研究を助成する「ひろみら研究領域」を新設、支援しています。研究面では、あわせて、地域の課題解決や地域資源の魅力化に関して専門的なアドバイスをする「ひろみらシンクタンク」を開設し、広く地域より研究的アプローチが必要な事柄について専門家(シンクタンク研究者)への橋渡しをします。
3つめは、社会貢献領域です。1つめ、2つめに掲げた教育や研究の成果を蓄積して様々なカタチで地域に広く発信する拠点として「ひろみらスタジオ」を開設、運営しています。ひろみらスタジオは、現地の「ちぃスタ(地域協創スタジオ)」の統括と支援も行います。「ちぃスタ」は、現地で、地域の方と本学学生や教職員が連携・協働して地域イノベーションを生み出す拠点のことです。

教 育
1.「地域イノベーション・コース」
全学的な教育プログラムとしてコースを新設。広島の未来を描き、創造できる力を身に付けることができます。
研 究
2.「ひろみら研究領域」と
「ひろみらシンクタンク」
地域からの要望と大学の研究資源をつなぎます。広島をめぐる研究に取り組み、その成果を発信します。
社会貢献
3.「ひろみらスタジオ」と
「ちぃスタ(地域協創スタジオ)」
地域に広く発信する拠点として「ひろみらスタジオ」を開設、運営します。ひろみらスタジオは、現地の「ちぃスタ(地域協創スタジオ)」の統括と支援も行います。

ひろみらセンターとは

ひろみらプロジェクトを担うのが「ひろみらセンター(ひろしま未来協創センター)」です。
「ひろみらセンター」は、これまで本学学術交流センターで所管してきた研究支援、地域連携、生涯学習、ピア活動支援に加えて、2013 年度より展開している「ひろみらプロジェクト」の推進を担うために、2014 年4 月より、学術交流センターを名称変更・拡張して新しく設置されたセンターです。